【レポート】
11月11日(現地時間)米ロサンゼルス、ハリウッドのチャイニーズ・シアターで開催された【LA EigaFest 2011】初日オープニングプレミアにて映画『ミロクローゼ』が上映され、石橋義正監督と俳優で主演の山田孝之さんがレッドカーペットに登場した。
【LA EigaFest】は日本映画の活性化と海外への浸透を目的とした、NPO団体Japan Film Societyがハリウッドで主催している映画祭で、今回が記念すべき1回目となる。
ところで、この『ミロクローゼ』という聞きなれない言葉。
映画の登場人物でもあり、「恋をした相手の象徴」という意味だと、石橋監督は話す。
その言葉が意味するように、山田孝之演じる美しい女性に恋をした一途な外国人"オブレネリ・ブレネリギャー"、愛の伝道師"熊谷ベッソン"、そして将来を誓い合った恋人を誘拐された悲劇の浪人"多聞"、住む世界も、性格も、シチュエーションも違った3人の恋物語となっている。
映画上映後の質疑応答セッションでは、その斬新なストーリーに対する質問が多く飛び出した。
構想に5年かかったという完全オリジナルのこの作品。
「みっつのまったく違ったラブストーリー、シチュエーション、性格の人物をひとつの映画の中でひとりの役者が演じることで、全然違う人物がひとりの人物として感じていただけるのではないかという実験的な試みで作りました」と石橋監督は話す。
「一番力を入れた"多聞"の目に似ている」ということからこの難しい役柄に抜擢された山田も「なかなか出会うことのないすごいストーリー。みっつのストーリー、3人の人物を自分ひとりが演じるというめったにないチャンスに『よし来た!』という感じでした」と、相思相愛の様子。
「3役やったのであれば、3人分のギャラが払われたのか?」という観客の質問に山田は「2番目に演じた"熊谷ベッソン"の分しかもらっていません」と話すと石橋監督は苦笑。会場はどっと笑いに包まれた。
今回ハリウッドで『ミロクローゼ』を上映できたことに対して石橋監督は「ハリウッドで自分の映画を上映するのが夢だったので非常に嬉しい。特にアメリカは日本の文化に興味を持っていただいている方が多いので、映画祭を通して日本映画がより海外で認識され、結果的に日本映画の活性化に繋がると嬉しい」と映画界全体を通しての海外展開に期待を寄せた。
映画『ミロクローゼ』は2012年全国順次公開。
(C)2011「ミロクローゼ」製作委員会
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