【コラム】
「24 -TWENTY FOUR-」「プリズン・ブレイク」と海外ドラマをヒットさせ、海外ドラマ市場に火をつてきた20世紀FOXが次に送り出す第3の男。それが、この「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」の主人公、マイケル・ウェスティンである。
スパイとしての任務遂行中に突然の“バーン・ノーティス(解雇通告)”をされ、資産は完全凍結、住所不定、身元不詳の身となった彼は、マイアミの地で同じく元スパイだった友人の手を狩り、人助けを生業として糊口をしのぎながら、自らをハメた黒幕と解雇された理由を探り続ける。
このあらすじを見ると、一見シリアスなサスペンス・アクションを想像してしまうが、開放的で能天気なマイアミの雰囲気と、マイケルの飄々としたキャラクター、そしてコミカルな会話が潤滑油のように物語に笑いを加え、ラストはラストでバッチリとヒーローらしい格好良さを見せつけてくれる。この感動は「ルパン3世」や「シティー・ハンター」を見終わった後に近い。日本語吹き替え版のマイケル役に栗田貫一を起用しているのもうなずける。
確かに「24 -TWENTY FOUR-」のジャック・バウアーのような力技でゴリ押す、超人的なパワーも彼は持っていないし、「プリズン・ブレイク」のマイケル・スコフィールドのように知的で狡猾な頭脳に及ばないが、男が憧れる男の魅力と、女性を魅了する洒落っ気全開のこの作品は、まるで極上のカクテルのようだ。甘い口当たりに惑わされて呑んでいるうちに、いつの間にか酔わされている。
新しくて面白い海外ドラマを探しているアナタの、秋の夜長を満足させてくれるのは間違いない。
バーン・ノーティス 元スパイの逆襲 日本オリジナル・カット版〔初回生産限定〕
2009年11月13日発売
¥951(税込¥999)
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
(C)2009 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
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